この記事では、プロトレーダーの取引が、そのまま自分の口座に反映される自動売買システムについて紹介しています。
後半では、過去の痛い経験から学んだ稼げるMAMを見極めるポイントも書きました。
また、ご興味ある方には私が検証して実際稼げたMAM情報も差し上げます。
今回ご紹介するシステムは「MAM」と「PAMM」です。
プロトレーダーと同様の取引ができるという点で、コピートレードに似ていますが、「MAM」と「PAMM」はプロトレーダーに投資を委託するので、コピートレードの取引シグナルだけが自分の口座に反映されるのとは異なります。
それでは、解説していきます。
MAMとPAMMを簡単に解説すると
「MAM」と「PAMM」は、簡単に言うと、自分のお金を証券会社の口座に入れて、他人(プロのFXトレーダー)に運用を委託する「マネージドアカウント」というFX自動売買の種類です。
- Multi Account Managerを略してMAM
- Percentage Allocation Management Moduleを略してPAMM
あなたが行うことは
- 「MAM」または「PAMM」に申し込む
- 指定の証券会社の口座を開設する
- 口座に入金する
この3つだけで、取引がスタートします。
MAMとPAMMは何が違う?
MAMとPAMMには、取引状況や履歴を見ることができるかできないかという大きな違いがあります。
MAMは取引状況や履歴が表示されるロット分配方式
MAMはロット分配方式と言って、親口座で注文したロットを利用者の資金に応じて分配され、トレーダーと同じポジションで利益や損失を上げていく仕組みになっています。
ですので、トレーダーが行っている親口座の取引が、あなたの口座の残高に応じたロット数で取引状況や履歴が表示されますので、含み益や含み損がリアルタイムでどのように変化しているかがわかります。
また、自分が出金したいタイミングで各証券会社の出金方法に従って手続きすれば、出金が可能です。
PAMMは取引状況や履歴が表示されず結果のみ反映される損益分配方式
一方、PAMMは親口座だけで取引をし、発生した損益を利用者の資金に応じて分配される仕組みとなっています。
トレードした結果の損益だけが反映される仕組みで、決済前のポジションの状況やエントリーや決済ポジションが表示されることはありません。
一般的に、トレーダーがロジックの漏洩を防止したい場合に採用されるケースが多いのですが、トレーダーがどのような取引を行っているかは完全にブラックボックス化しています。
スキャルピングといいつつ、実は含み損が塩漬けされてるなんてことがあっても知る術は無く、ある日突然破綻しても不思議ではありません。
また、親口座で子口座の資金をまとめてトレードするため、子口座の出金は自由に行うことができず、一月毎に出金期間を事務局側から定められるのが一般的です。
MAMとPAMMのメリット
MAMとPAMMのメリットを比較すると、投資者にとっては明らかにMAMの方がメリットが高くなります。
まずは、共通のメリットをご紹介します。
MAMとPAMM共通のメリット
- VPSを借りてMT4を設置するなど煩わしい手間が不要
- 口座に入金するだけでプロトレーダーと同じトレード結果が自分の口座に反映される
- 初心者でも簡単に利用できる
- 忙しくて時間が無い人でもトレードすることができる
- スマホで口座状況を確認しているだけでいい
- 複利運用で爆益を得ることができる可能性がある
など、自己資金をプロトレーダーに簡単に運用してもらえるという点が共通のメリットになります。
MAMのメリット
MAMとPAMMのデメリット
一方デメリットに関しては別々で解説しますが、PAMMの方が全てがブラックボックス化されてしまうので、どのようなトレードをしているのかわからないというのが一番大きなデメリットになるかもしれません。
では、各システムのデメリットをご紹介していきます。
MAMのデメリット
- プロに任せてしまうので自分のトレードスキルが身につかない
- 利益に対して30%程度の手数料が発生する
- トレーダーと証券会社がグルになってわざと破綻させることがある
などになります。
PAMMのデメリット
- プロに任せてしまうので自分のトレードスキルが身につかない
- 利益に対して30%程度の手数料が発生する
- トレーダーと証券会社がグルになってわざと破綻させることがある
- 大きな含み損を抱えていてもわからない
- 損益しか表示されないためどのようなトレードをしているのか不明
- 運営側の承認が無いと出金することができない
などです。
以上がMAMとPAMMのデメリットになりますが、私はこれまで何度もMAMとPAMMの破綻を経験しており、それが詐欺なのか、本当の実力なのか定かではない部分もありますが、憶測も含めて事例をご紹介していきます。
MAMとPAMMの破綻事例
私が経験した破綻事例をご紹介します。
先に破綻案件の傾向をまとめておくと、
- トレード内容が全てブラックボックス化している
- 出金したいタイミングで出金できない
- 増資を勧めるアナウンスが多くなる
- 組織で運営している案件で、漠然とした内容で持ち上げる取り巻きが多い
- 過去に破綻事例がある証券会社を使用している
- 証券会社のホームページの内容が張りぼて
などが私の経験から言えることです。
Trading ForexのMAM案件は全て危険
Trading Forexという証券会社のMAMに投資したのですが、想定月利15%の設定で非常に調子が良く利益を重ねていましたが、1カ月ほど経過後、増資を勧められるようになり、さらに1カ月ほどすると急に大きな損失を連発し、出金する間もなく破綻しました。
それから、私は参加していませんが、2021年頃にかなり話題になっていたギアシステムが、やはりTrading Forexで突如破綻しました。
この証券会社は、検索すると他にもいくつもの破綻案件がヒットしたので、おそらく詐欺企業だった可能性が高いと思います。
トレード内容が不明で突如破綻したPAMM
あるPAMMでは、凄腕トレーダーが自分のロジックを晒さないためにトレード内容を見ることができないPAMMを選択しているという内容だったのですが、スキャルピングがメインといいつつ、実は含み損をかなり塩漬けしていて一気に破綻した事例がありました。
PAMMはトレード内容が全くわからないので、MAMのようにリアルタイムでトレードを見ることができれば、まだ危険回避し易いのですが、PAMMの場合一気に破綻に至るケースがあります。
MAMの優良案件事例
先に破綻事例を紹介したので、危険なイメージが強くなってしまったかもしれませんが、これまでMAMに関してはいくつかの優良案件の事例がありますのでご紹介します。
個人が提供しているMAMは優良案件である確率が高い
これまで、SNS等で個人がMAMを運営していると思われる案件に3回ほど参加したことがあります。
それらは、利益の大小、安定感の違いはありましたが、3件とも対応が良心的でちゃんと利益を上げてくれました。
MAMの運営者は、リアルタイムでトレードが確認できるため、何を根拠にしてトレードを行っているのかを図解などで定期的に解説もしてくれました。
また、自分が苦手な相場なのでトレードを停止しているというアナウンスをする運営者もいました。
FX投資なのでいつ破綻が起きても自己責任と考える必要はありますが、以上の経験から優良案件の傾向として、
- 個人が運営するMAMである
- プロトレーダーがロジックをしっかりと解説している
- スキャルピング~デイトレの短期売買で変動リスクに対応している
- いつでも出金したいタイミングで出金できるように配慮がある
というのが、私の経験から現時点での優良案件の可能性が高いという結論となっています。
まとめ
FX自体は1日の総取引量が約700兆円というとてつもない市場なので、これから先も長く続いていくことは間違いないと思います。
そして、ちゃんしたトレードスキルさえあれば、レバレッジと複利の恩恵によって、他のどんな投資よりも大きなリターンが得られる可能性があります。
と同時に、為替市場からではなく、投資家からお金を儲けようとする詐欺や劣悪なサービスが非常に多い分野でもありますので、ちゃんと儲けさせてくれる優良な案件に出会うのは非常に難しいのが実情です。
ここまで、MAMとPAMMの仕組みから、私の経験に基づく破綻や優良案件事例をご紹介してきましたが、あなたがこの記事を参考に優良案件に出会うことができ、めでたくFXの恩恵を享受できることをお祈りしています。
私が出会った優良案件に関しては、以下の栄一のLINE公式アカウントで個別にご提供していますので、ご興味あればお友だち追加して、下部のリッチメニューからお受け取りください。
それでは最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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